PWF杯争奪タッグトーナメント

 

 

第1回 昭和55年

トーナメントによる勝ち抜き戦。予選は30分1本勝負、決勝は60分3本勝負。デスト組、極道コンビは1回戦シード。

参加チーム:マスカラス兄弟、オースチン・アイドル&レイ・キャンディ、ザ・デストロイヤー&ザ・クルーザー、カール・フォン・スタイガー&クルト・フォン・ヘス、大熊元司&グレート小鹿、プリンス・トンガ&大仁田厚

1回戦

8月21日・後楽園ホール
マスカラス兄弟(1−0)スタイガー&ヘス
◎ドス(片エビ固め、12分48秒)スタイガー

8月23日・柏駅東口東町商店街広場
アイドル&キャンディ(1−0)トンガ&大仁田
◎アイドル(ラスベガスロック、8分25秒)大仁田

2回戦

8月26日・富山市体育館
デストロイヤー&クルーザー(1−0)アンドル&キャンディ
◎クルーザー(体固め、14分40秒)キャンディ

8月27日・七尾市城山体育館
マスカラス兄弟(1−0)大熊、小鹿
◎ドス(片エビ固め、16分50秒)大熊

決勝戦

8月29日・大阪府立体育会館
マスカラス兄弟(2−1)デストロイヤー&クルーザー
1:ドス(片エビ固め、14分2秒)クルーザー
2:クルーザー(エビ固め、6分5秒)ドス
3:ドス(回転エビ固め、5分15秒)クルーザー

※マスカラス兄弟が優勝

 このシリーズはマスカラス兄弟のために組まれたようなシリーズ。順当にマスカラス兄弟が優勝したわけだが、もうひとつの注目は「幻の強豪」といわれたオースチン・アイドルの初来日。フレッシュなファイトを見せたが、なぜか決勝には進出できず。当時のデストロイヤーはまだまだ全日本プロレスにとっては重要なスターだったということであろう。

  

  

第2回 昭和56年

トーナメントによる勝ち抜き戦。予選は45分1本勝負、決勝は60分3本勝負。マスカラス兄弟、ヘルナンデス組は1回戦シード。

参加チーム:マスカラス兄弟、リッキー・スティムボート&チャボ・ゲレロ、ジノ・ヘルナンデス&ジプシー・ジョー、アニバル&ドクトル・ワグナー、天龍&R・羽田、佐藤昭雄&石川隆士

1回戦

8月20日・後楽園ホール
佐藤&石川(1−0)アニバル&ワグナー
◎佐藤(エビ固め、12分7秒)ワグナー

8月21日・浦和競馬場前駐車場
スティムボート&ゲレロ(1−0)天龍&羽田
◎スティムボート(回転エビ固め、16分45秒)羽田

2回戦

8月25日・富岡市甘楽魚菜市場
マスカラス兄弟(1−0)佐藤&石川
◎ドス(片エビ固め、12分35秒)佐藤

8月25日・富岡市甘楽魚菜市場
スティムボート&ゲレロ(1−0)ヘルナンデス&ジョー
◎スティムボート(片エビ固め、10分36秒)ヘルナンデス

決勝戦

8月28日・三条市厚生福祉会館
マスカラス兄弟(2−1)スティムボート&ゲレロ
1:ゲレロ(原爆固め、11分46秒)ドス
2:マスカラス組(リングアウト、6分41秒)スティムボート組
3:マスカラス(エビ固め、7分23秒)ゲレロ

※マスカラス兄弟が2度目の優勝

 第2回トーナメントの目玉は当時のトップ・ベビーフェイスであったマスカラスとリッキーの激突。両者のシングル戦はシリーズ早々に組まれたが、これが大凡戦。最後はヘルナンデスとジョーが乱入してタッグマッチになだれ込んだ。トーナメントは大方の予想通り、マスカラス兄弟とスティムボート組みの対戦となり、マスカラス兄弟が2年連続の優勝を遂げた。