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TOMMY JAMES & THE SHONDELLS
ANTHOLOGY
Rhino
ASIN: B0000032R3
お勧め度 ☆☆☆
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1.Hanky Panky
2.Say I Am (What I Am)
3.It's
Only Love
4.I Think We're Alone Now 〜
君と僕の世界
5.Baby, Baby I Can't Take It No
More
6.Mirage 〜 恋のシルエット
7.I Like the Way
8.Run, Run, Baby, Run
9.Gettin'
Together 〜 ふたりのビート
10.Real Girl 〜 瞳のつぶやき
11.Love's Closin' in on Me 〜 恋のおとずれ
12.Out of the
Blue 〜 初恋を忘れよう
13.Get Out Now
14.(I'm) Taken
15.One Two Three and I
Fell 〜 恋のパンチ
16.Mony Mony
17.Somebody Cares
18.Do Something to
Me
19.Crimson and Clover
20.Sugar on Sunday
21.Crystal Blue
Persuasion
22.Sweet Cherry Wine
23.Loved One
24.Ball of
Fire
25.She
26.Gotta Get Back to You
27.Draggin' the Line |
ハンキー・パンキー、クリムゾンとクローバーという2曲の全米No.1ヒットと、5曲のトップ10ヒットを持っていながら、やたら日本での知名度、評価が低いのがこのトミー・ジェイムスとションデルズ（リアルタイムの表記はシャンデルズであった）である。デビューが1966年だから、ビート・グループの最終世代といえる彼らは前述のハンキー・パンキーがデビュー曲でいきなり全米1位。一発屋が多い中でその後も着実にヒットをチャートに送り込み70年に解散するまで、活動を続けた。
今回紹介するのは、シングル曲で構成されたベスト盤で、1990年にRHINOがリリースし、日本でも東芝がリリースしたものである。このCDはアメリカでは廃盤になることなく、現在も入手可能なのだから、彼らのアメリカでの人気が伺える（日本盤はすでに廃盤）。彼らの魅力はキャッチーなメロディーのポップナンバーに尽きる。ジェームスのやや鼻にかかったヴォーカルが、なんとも切ないムードを出しており、彼ら独特のサウンドを作り出している。
しかし前述のように、日本ではまったくといっていいほど評価されていない。「モニー・モニー」がビリー・アイドルに、「君と僕の世界」がティファニー（「二人だけの世界」に改題）に、それぞれカバーされヒットし、そのオリジネーターとして紹介されることはあった（しかしそれも10年以上前の話）が、シャンデルス自身が再評価されたことはない。単なるアイドルポップバンドとして軽視されているような気がするが、誠に残念な傾向である。
しかし、一方でアルバムに収録されている曲は、R＆B、モータウンのカバーが多く、シングル曲とはかなり趣が異なる。選曲やアレンジのセンスなどは、リバプールやマンチェスターのバンドに共通するものがある。特にデビューアルバムの「ハンキー・パンキー」はその傾向が強い。興味のある方は、「モニー・モニー」の２in１が入手可能なので、一度聴いてみていただきたい。 |
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